心を繋ぐ感動の架け橋 星雲大師一筆字書道展、福岡にて開催

星雲大師の一筆墨宝が、福岡の中心地で心を癒すメッセージを届け、訪れる人々に深い感動を与えています!

福岡の中心地で感じる墨の力

日本の三大都市の一つ、福岡市。その忙しい都市生活の中で、心の癒しを提供する特別な展示会が開催されました。NPO法人国際ブリアー主催の星雲大師一筆字書道展は、福岡市アジア美術館交流展ホールにて63点の墨宝を展示。大師の人生哲学が凝縮された作品たちは、10月17日から22日までの短期間ながら、多くの来場者を魅了しました。

開幕式で交わされる感謝と感動の言葉

17日の開幕式には、著名な書道家望月大耿氏が登壇。「文化伝播を重視する佛光山と佛光会に心から感謝します」と述べました。九州華僑華人聯合会の奥薩卓瑪会長も「書道の持つ伝統文化の深みが感動を呼ぶ」と挨拶。また、太宰府災害時要配慮者対策協議会の森口忠彦会長は、台湾からの救援活動の熱意と効率性に深い感銘を受けたと話しました。

後コロナ時代、多国籍な来場者たちの声

コロナ後の国境開放により、欧州やオセアニアからの観光客も多く訪れました。オーストラリア出身のJulie Kohさんは「南天寺の近くに住んでおり、日本で親しみある作品を見られて嬉しい」と語り、上海からの観光客は「拓印の墨宝が大切すぎてすぐに額装したい」と興奮気味。ベルギー出身のJohnさんは義工(ボランティア)から作品説明を受け、「『十修歌』の中に感じる深い道徳心に感動しました」と述べました。

参加型体験で深まる感動

今回の展示は静的な展示だけでなく、参加型の活動も充実。「協力写経」では来場者が共に《心経》を完成させる体験が提供され、伝統的な拓印体験や「星雲大師体験」では、目隠しをして書道を体験することで五感をフルに活用して法喜に浸る機会が生まれました。福岡市民の森本さんは「写経を通じて、一人一人の努力が集まり、修行の道を共に歩む感覚が得られた」と話しました。

人生の言葉、世界に響く

繁華な福岡の中心地で、星雲大師の「人生二十最」の一節「人生最大の敵は自分」を目にしたドイツ出身のLiebeさん。「これは今の私に必要な言葉です」と語り、困難に直面する中で思わず旅行に出た自身の心を見つめ直す契機となったと述べました。

感動の墨宝、世界各地へ

1週間にわたる展示は、星雲大師の墨宝を通じて心の平安を伝えました。墨の力で心を癒し、その聖なる言葉は旅人たちの「平安の行李」となり、世界各地へと運ばれていきます。