星雲大師について

佛光山開山大師

星雲大師は1927年、中国江蘇省に生まれ、12歳で出家されました。法名は悟徹、号は今覚であり、臨済宗第四十八世にあたります。生涯を通じて「人間仏教」の理念を掲げ、「文化をもって仏法を弘揚し、教育をもって人材を育成し、慈善をもって社会に福祉を施し、共修をもって心を浄化する」という四大宗旨を実践するため、仏光山を創設されました。大師は仏教の制度化、現代化、国際化に力を尽くされました。

大師の著作は非常に豊富であり、『星雲大師全集』(全395冊)をはじめ、『無聲息の歌唱』、『玉琳国師』、『釈迦牟尼仏伝』など多くの書が国内外で広く読まれています。これらの作品は仏教の智慧と人間性を深く掘り下げたもので、仏教芸術と教育の発展に大きく寄与しています。

大師はまた、仏誕節の国定祝日化を実現し、三好運動を提唱するなど、仏教の現代社会への貢献を積極的に推進されました。2023年に円寂されましたが、その慈悲と智慧に満ちた弘法の精神は、今もなお多くの人々に尊敬され続けております。