人間仏教の絆・福岡佛光山寺の温かなひととき

アフリカから慧了法師、アメリカから妙西法師、そして19名の佛光会員が、国際会議後の旅の一環として福岡佛光山寺を訪れ、礼拝と交流のひとときを過ごされました。慈容法師は参加者に向けて慈悲深いお話をされ、遠方から日本まで足を運んだ努力を称えられました。90歳を迎える慈容法師は、星雲大師に師事して70年、佛光山寺の創設や佛光会の立ち上げに関わった日々を「幸福そのもの」と振り返られました。また、「智慧と仏法を得るには人と縁を結ぶことが重要である」と説き、微笑みが人との関係を築く第一歩であると強調されました。

この訪問には、トロント協会とモントリオール協会の会員18名も参加し、福岡協会の河嶋愛鴻師姐が案内役を務められました。午後、福岡佛光山寺を訪れた際には、文化院院長の依空法師が「有縁千里来相会」という言葉を用い、国際会議で異なる国々の会員が交流する意義を強調されました。「佛光会では正統な規矩を学び、万里の道を行き、万種の縁を結ぶことができる」と語り、星雲大師の歩みを追い、人間仏教を弘揚することの重要性を説かれました。

また、常住を代表して如愷法師が参加者を温かく迎えられ、特別に典座義工が東北地方の特色料理を用意し、遠方から訪れた佛光会員に振る舞われました。この心のこもったもてなしは、参加者一同に感動を与え、人間仏教の温かさと絆をさらに深めるひとときとなりました。

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