福岡佛光山寺において薬師法要が厳かに営まれました。監寺の如愷法師が主法を務め、大阪より妙宏法師と妙晴法師を迎え、信徒と共に『薬師経』を心を込めて誦念しました。法要では、参加者一人ひとりが薬師佛の十二大願を心に刻み、身心の安楽、災厄の消除を祈願しました。真心を込めた一礼一拝は、まるで清らかな甘露が心を潤すように、参加者の魂に深い癒しと気づきをもたらしました。
法要後、妙宏法師による開示が行われました。法師は心温まる物語を交えながら、仏教における「無常」の教えをわかりやすく説き、人生における正しい心のあり方について語られました。「人生は外部環境ではなく、内なる心の選択で変わる」という法師の言葉は、参加者の心に深く響き、笑顔と感動を広げました。
特に、鹿児島より初めて参加された張紹妤師姐は、この法要の法喜に感謝を述べ、さらに仏法の教えを広めるための協力を申し出られました。また、戴偉鵬さんと李雅楠さん夫妻は、この感動をきっかけに義工活動への参加を決意され、より積極的に仏教の実践に取り組むことを誓われました。
この薬師法要は、佛光山ならではの温かさと喜びに満ちたひとときとなり、参加者全員が来年も必ず再び足を運びたいと願うような感動をもたらしました。薬師佛の慈悲の光が、多くの人々の心に安らぎと力強さを届けた尊い法要でした。